物忘れが気になる方

このような症状はありませんか?

  • 同じことを言ったり聞いたりする 
  • 人と会う約束やその日時を忘れる 
  • 大切なものをなくすか、または置き忘れる 
  • 物や人の名前が出てこなくなる 
  • 今まで好きだったものに対して興味、関心がなくなる 
  • 身だしなみを気にかけなくなる 
  • ささいなことで怒りっぽくなる 
  • 時間や場所の感覚が不確かになる

ぜひ、脳神経外科をご受診下さい。


このような症状はありませんか?

 Q. 「認知症」はどうして脳神経外科なのですか?
 A. 認知症を引き起こす病気にはたくさんの種類があります。
その中で、数は少ないのですが、「治療するとすっかり治る認知症」があり、早期に正しく診断、治療する必要があるからです。

認知症を引き起こす病気について

 治療すれば治る認知症(病気の原因がはっきりし、治療方法のあるもの) 

  • 慢性硬膜下血腫
  • 脳腫瘍
  • うつ病
  • ビタミン欠乏症による脳症
  • 現在内服中の抗不安薬や睡眠薬や抗精神薬の影響

  • 正常圧水頭症
  • 甲状腺機能低下症
  • 脳炎(後遺症が残る場合もあります) 
  • 感染症、脱水、便秘などの全身状態不良

 治療があまり効果のない認知症(徐々に進行していき、治癒不可能なもの) 

  • アルツハイマー型認知症 
  • レビー小体型認知症 

  • 血管性認知症
    (脳血管障害の後遺症としての認知症) 
  • 前頭側頭型認知症


 Q. 実際、どんな診察、検査をするのですか?
 A. 必ず頭部CT(コンピューター断層撮影)検査を行います。
診断の流れは以下の通りです。

頭部CT(コンピューター断層撮影)
診断の流れ



 Q. SPECTとはどんな検査ですか?
 A. 脳血流を観察する検査です。認知症の早期には形態の異常(脳の委縮など)がなくても、脳血流が特徴的に低下することが多く認められることから検査を行います。
ただし、特殊な機械と薬を使うため大きな総合病院でしか行えないことと、やや高価な検査なため、当院で初診の際に行うことはありません。当院でお話しをうかがい、診察、頭部CTを行わせていただき、必要と判断した場合、検査の出来る病院にご紹介させていただきます(それを判断するのも当院の役目です)。
特にご希望のない場合、当院から車で2分の県立広島病院か、広島大学病院にご紹介させて頂くことが多いです。



 Q. 「認知症」の薬があると聞きましたが・・・?
 A. アルツハイマー型認知症の場合、お薬が使えます。アリセプトに代表される抗認知症薬というというお薬です。脳の神経の伝わり方を良くする効果が期待できます。薬もいろいろ種類があり、症状に合わせて、お薬を選びます。お薬は、認知障害(物忘れや判断力の低下)の進行を遅らせることができるようですが、長期的には認知障害は進行します。ですので、あまり過度な期待はお持ちになられないようお願いします。


 Q. 「認知症」に対しては、薬しか対処法はありませんか?
 A. お薬も大切ですが、認知症の方には何よりも周囲環境を整えて差し上げることが大切です。 認知症の方は、すぐ忘れてしまいますが、感情は保たれておられ、強い不安の中にあり、家族や介護者の姿勢や対応にとても敏感になっておられます。異常行動や物忘れの際の対応方法、ご自宅の環境設定、介護保険を利用してのケアなどをきちんと理解し、整えて差し上げることが安定した日常生活を送る秘訣となります。

介護認定をお受けになっておられない場合、まず受けていただき、ケアマネージャーの方や地域の福祉センターの方々と連携を取りながら対応していく事が大切と思います。お一人お一人対応が異なってまいりますので、受診いただき、診断の後、ご相談させていただきます。


 Q. 「本人」が受診したがらないのですが・・・?
 A. 嘘も方便です。
その場合は、「年齢的に健診にいかねばならない」「高血圧の検査に行く」「糖尿病を調べてもらう」など、他の理由(ご本人にとって自然な)を作り、上手に当院にお連れ下さい。その理由に合わせて診察をさせていただきながら、徐々に認知症に必要な検査をさせていただきます。また、その際は、事前にお電話などでご相談いただけますと、より適切に対応させていただきます。